Software meets Hardware

今日は
[http://9b43ba483b87eddda71797ef09.doorkeeper.jp/events/16402?utm_campaign=event_16402_12390&utm_medium=email&utm_source=registered_message:title=【Software meets Hardware #01】井口 尊仁氏(DOKI DOKI CEO)・他3名のIoTスペシャリストがIoTを語る!
]
に行ってきた。
中には知った顔もところどころ居た。(あ、GClue佐々木さんに挨拶できなかった。3年くらい前のBBQ以来逢ったことないのに。)

GClue佐々木さんによる概観説明ののち、SwitchScience 金本さんによりIOT関係のプラットフォーム紹介。プレゼン資料はこちら

そして直前にスポンサーになったコネクトフリーのクリスとDokiDoki井口さんのかけあい漫談、じゃなかったそれぞれのプレゼン。

それからFireside Talk となった。
いきなり議論が紛糾しかけるが、結局のところはなんとか落ち着いた。

結局、ユーザー視点で考えるべきなのか、プロダクトで何が可能になるのかを考えるのか、というのは相対的でしかない。
両方必要だから。
IOTの場合に限らない。もちろんドラえもんのように「こんなこといいな、できたらいいな」の世界はあるのだが、何ができるか、がわからなければ本物のニーズすらわからない。結局プロダクトアウトか、マーケットインかということでしかない。

その意味、IntelのEdisonのように "What will you make?" という問いかけをするのは一つのあり方だということになる。

日常の不便など山ほどあるし願望もたくさんある。どれもがすぐに解決できるものではない。IOTであろうが石器であろうが同じ話だろう。
「こういうことをできるモノがある。使い道ないか?」と聞かれるとクリエイティブな回答がでてくるものだ。
小学生にピンポン球を与えると意外な遊び方をする。それと結局は同じということになる。

その後MESHとEDISONのデモ、そしてハッカソンで優勝したチームのプレゼンがあった。最後のやつは先日TVで見たものだろう。林さんとかが審査員やっていたもの。

MESHは面白い。Intuitiveにいろいろなことができる。NTTで作られたViscuitとも通じるものがあるな。

ちなみに、井口さんのプレゼンの最後にHypercardが出てきた。
これをわかるのは数少ないかな、と思ったが、アスキー総研の遠藤さんとか当然わかっている。知識ではなくて、年代の問題、ということだろう。
たとえば、いまの若いApple UserにFont/DA Moverと言っても知る人はほとんどいないだろうし。

話がそれた。

結局IOTってなんだ、と言われると人によって定義も違うわけだが、モノがネットにつながる、という点では当然一致する。
それを使って何をするか、何ができるか、というのは「技術的にこんなことができるようになったよ。何か使い道ある?」と技術を世に問うていくことが最重要ということだと思う。
UXだUIが大事だとかいっても、結局「何をしたい」なんてのは具体性が出てきて初めてわかるものでもある。Jobsはアンケートなど糞食らえ、俺がCoolを思うものをお前らに使わせてやるんだ、というスタンスだったわけだがそれでも多くのプロダクトが大成功しているわけだし。

というわけで、センサーなり何なりをそこら辺のモノにつけたらどんないいことがあるか、というのは頭の体操として考えてみるのもよかろう。

スーツケースにつけたらどこにあるかを(空の上でなければ)探せる、とか、犬の首輪につけて健康状態と居場所をチェックするとか、パートナーにつけて健康状態と居場所をチェックし不審な行動があればアラートを出すようにするとか(絶対イヤだが)。

技術の進歩が必ずしも明るい未来をもたらさないかもしれない、ということかもなあ。
1984 Big Brotherの世界。実はパートナーがBig Brotherだった、なんて冗談にもならない。(まあiPhoneを探す機能iCloud ですでに阿鼻叫喚の事例はいくらでも出てきているのだが。)


それはさておき、主催の皆様、出席者の皆様、スポンサーのConnectFree様、場所提供のGumi様その他関係者のかたがた、ありがとうございました。